アジャイルプロジェクトマネジメント

日経BP書店 書籍紹介-アジャイルプロジェクトマネジメント(ISBN 4822282295)
2005/08/19 記
 今年に入ってから読みあさっているこの手の『プロジェクトマネジメント本』は、なぜか僕に勇気と希望を与えてくれる。時に小さく。時に大きく。何かを作り出す喜び。何かを仲間と一緒に作り出す喜び。何かを仲間と一緒に作りだし、それを使ってもらえる喜び。それは希望だ。明日への希望だ。明日が来ること。明日も仕事をこなすこと。そのことへの喜びだ。明日が来ることが楽しみだなんて、なんて素晴らしい人生だろう? そんな大きな希望を、数々の『プロジェクトマネジメント本』が僕に与えてくれた。そして、その様な世界を目指すことへの勇気も。それを目指さない理由なんてどこにもないのだから。仕事が楽しく、明日が楽しみ。そんな人生を送りたいと心から僕は願う。たとえそれがリスクある行為だとしても、僕は喜んでリスクをとるだろう。そして、アジャイルとは、そのリスクに如何に適応していくか、を命題にした原則であるのだ。先に進まない理由は、どこにもない。

 この『アジャイルプロジェクトマネジメント』も、そう言った本だ。僕らに知識と希望と勇気を与えてくれる。仕事や組織や人間関係をネガティブに捉える奴らがアホに見えてくる。そう言う本だ。そこに行き着くには本当に多くの苦労と努力が必要だろう。けれど、それだけの事をしてもなお魅力ある提案だ、そこに行き着くと言うことは。そう、僕らはまだまだ多くのことをやれるのだ。自分のために。同僚のために。上司のために。チームのために。組織のために。会社のために。顧客のために。業界のために。まだ僕らは仕事に対してストイックに、そして純粋になれる。そして、それは成功するために必要な事だ。もちろん、それだけで成功できるわけではないけれど。マーケティングという営業面からの強力が必要不可欠だけれど。でも、数少ないチャンスを成功に導くための確率を大きく上げることが出来る。僕らの努力によって。あなたと私の努力によって。

 繰り返すが、この本は、そんな勇気を与えてくれる本だ。知識と勇気。誇りと希望。僕たちは誇りを持って仕事を行えているだろうか? 仕事に希望を持っているだろうか? この本は、その意味を教えてくれる。『ソフトウェア開発プロフェッショナル』と共に。
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